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数土 幸夫; 大貫 晃
Bull.JSME, 27(226), p.708 - 715, 1984/00
本報は、軽水炉の安全評価において重要な気液二相流動現象の1つである、垂直流路における対向気液二相流下の落下水制限の機構を、実験・理論の両面から調べたものである。単一孔垂直流路での空気・水系の落下水制限について次のことが明らかとなった。まず実験から、(1)重要パラメータである流路長Lについて、短流路の場合、Lが大になると、同一の上向き気相流の無次元水流速jに対し落下する水の無次元水流速jは大となる。(2)逆に、長流路ではjは小となる。(3)この短流路と長流路との境界は、流路径をDとすると、概略L/D=2である。一方、理論で、短流路では流路全体で気液二相の圧力差が等しく、長流路では流路上端部で気液二相の圧力差が等しいという、短流路と長流路とでは異る落下水制限機構を考えた。その結果は、実験結果の傾向と良好な一致を示した。